2010年7月4日(日)

待ち合わせた新大阪。

ここからタンゴエクスプローラーに乗って約3時間。
母の日の感謝と、母の誕生日を祝っての 親子三人一泊二日旅が始まった。

若い頃、たくさん迷惑を掛けたくせに、
何一つ親孝行らしい事してないのでは、と妹と話す。
これから、出来る事を出来る時にしていこう、の第一弾は
天橋立への旅。

さぁ、母は楽しんでくれるだろうか。

向かい合わせた座席で、
さすが女3人、ピーチクパーチク話し尽きず。
くるくる変わる車窓の景色は段々緑が深くなる。

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13時27分着。
さすがにおなかがすいたので、
先に腹ごしらえ。
フラリと入ったお食事処で、干物三種盛りとそれぞれあさりそばを頼む。
これでもかってくらいあさりたっぷりと、
ほどよい塩加減の干物。
おいしいもん食べると幸せになる~。

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今日は天橋立ビューランドへ。
リフト乗り場までぷらぷら。
足湯を見つけたり、気になるお土産物屋さんを横目に
入口に到着。

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リフトで約6分。
辿り着いた頂上から見た飛龍観、
もちろんここに来たら恒例であろう股覗きも三人で済ませ、
ソフトクリーム食べたり サイクルカーに乗せたり☆

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童心に帰ったかのような母の笑顔に胸を打たれつつ、
そしてそんな素振りは素直に見せず
パシャパシャとシャッターを切る。
目に飛び込んでくるいろんな景色に三人三様反応して
話し合いながら散歩。

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お世話になるホテルは便利な駅前の「天橋立ホテル」。
候補は色々あって、とっても迷ったけど、
まぁまぁのクチコミと温泉大浴場、そして部屋食が選べて予算内、だったこちらに。
って感じで予約したけど、足を踏み入れてビックリ。
思った以上に清潔な館内、丁寧で温かい接客、
部屋から望める天橋立と、
大浴場のいろんな種類のお風呂。
どれも満足で、良かった~っと胸をなでおろす。

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ホテル内にある足湯に浸かってちょっと散歩。
小雨にあたって大浴場へ。
おなかがすいてちょうど夕食の時間。
仲居さんの説明を受けて部屋食を頂き、
テレビも付けないで、話しながらの食事タイムも充実。

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まったりゆったりで、早目の就寝。
親子3人、川の字で寝るのは少し恥ずかしいけど、
いろんな想いで溢れそうになって。
女3人、いいもんだな、と明日を楽しみにぐっすり。




2010年7月5日(月)

三人で早起きして 大浴場へ。

早朝の大きなお風呂、露天風呂、贅沢な気分で爽快。

朝食も始まると同時にレストランへ。
バイキングってちょっと取りすぎちゃう傾向あり。

本日は丹後海陸交通の定期観光バス。
月、金曜はボンネットバスに乗れるんだよねー。
レトロバスに会えるのも、たくさん名所を廻れるのも、わくわく。

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集合場所はホテルの真横にある為安心。
8時45分発。

私たち三人の他に、
神奈川から、東京から、秋田から、のそれぞれ1人旅の方三名と、
優しそうな運転手さん、感じのいいガイドさん、計八名で出発。
ガタゴト揺れる車内もレトロでステキ。

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宮津。
明治29年に建てられたカトリック教会は木造。
近くの和貴宮神社なども丁寧に見学後、宮津桟橋へ。
ボンネットバスとしばしお別れ、観光船に乗り込む。
天橋立名物、旋回橋を通り、
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天橋立桟橋にあるこの知恵の輪が元祖本家本元って話を聞きながら
智恩寺 文殊堂へチラ寄り。

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そしてお次は伊根湾巡り遊覧船へ。
塩分無しのかっぱえびせんを頂き、船と並行してくるカモメにあげる。
遠くでトンビも旋回していて風情ある遊覧船の時間。

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遊覧船では大型バスの団体さんたちも一緒で、
待っていた小さなボンネットバスに乗り込む私たちを
物珍しそうに見てる。
いいでしょ、このバス、かわいいでしょ、ってちょっと自慢。
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舟屋散策はガイドさんに代わり、本当にこの舟屋に暮らしている方が案内を。
情緒ある小さな町、
てくてくみんなで歩く。
全てのおうちが船着き場を持っていて、向かいに母屋が存在するんだって。

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その方のおうちも見学させてもらい、
「朝早ようからうちのお父ちゃん、船乗って仕事行ったよー」と、
空になった舟屋を見せてくれた。

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待っていたボンネットバスに乗り込み、
ガイドさんの心地いいお喋りに妹が少し眠くなってた。
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ガイドさんの歌を聞いたり、
丹後豆知識を教えてもらったりする車内で
会話の流れから母の誕生日を知ってもらい、みなさんが拍手を。
和気あいあいのムード。あたたかいなぁ。

天橋立創造の神話を伝えるという籠(この)神社。
伊勢神宮の神々がこの地から移されたって話があるとか。

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それからそれから
ケーブルカーで傘松公園へ。昨日のぼったビューランドと反対の位置。
曇っていた空も、次第に青空が。

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こちらが股のぞき発祥の地と言う事で無事済ませ、
輪の中に投げるお皿をくぐらせれば開運が訪れるというかわらけ投げも
順番にぴゅーん。(自然乾燥させた土で、また土に返るそう)
誰も通らず爆笑。

昼食もここで済ませる。
予約しておいた海鮮丼。
遠く広がる景色を眺めながら三人並んでパクパク。

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この自由時間に
秋田から来たおじさまや、東京から来たおばさまと
少しお喋りも。

旅は道連れ、世は情け。いつもこの言葉がふわんと出てきて1人笑う。

そのおばさまと一緒に帰りはリフトに乗って降りる。
足元に綺麗に咲いたあじさいを「バラが咲いてる!」と騒ぐ小学生と上り下りですれ違ったり
なんかのどかで、親子で、知らない人ともひととき過ごして、
感慨深くなって空を見上げた。

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このバスツアーももう終盤。
最後にまた船に乗って智恩寺まで戻る。
帰りの船はほぼ貸し切り。
妹と張り切って甲板に出る。
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お土産物屋さんが並ぶ智恩寺前で、最後にみんなでお団子を頂いて
今日まだ一泊する方、
もう列車の時間が迫ってる方、
みんなそれぞれの場所へ「お元気で!」とちょっとせつないお別れをして
私たち親子三人は列車の時間まで後一時間、
最後に松並木をぷらぷら歩く。

上から見る旋回橋。
セルフタイマーで、旅人に撮ってもらって、いろ場所で記念撮影。
気になったカフェで休憩。
智恩寺に戻って三人でおみくじ。

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またこういう機会を作る為にも、頑張ってお金貯めなきゃ。
妹よ、お疲れ様でした!
また企画しよう!
そして「行っといで!」と協力してくれた夫にも感謝。ありがとう。

親孝行できたかな?
私、楽しみ過ぎたかな。

母は楽しんでくれたかな。。。
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